「DOLL〜愛玩下僕調教」-2
「雅臣様、お茶をお持ちしました。」
日曜日。
扉をノックして雅臣様の部屋に僕はお茶を持って行った。
今日は、雅臣様のお友達の方がいらしてるそうです。
「あぁ穂積、ありがとう、そこに置いといて。」
指差された小さなテーブルにお茶を置く。
お友達の方もなかなかカッコいい。
僕の好きな雅臣様には敵わないけど、綺麗な顔立ちで、身長も高くて…。
「こんにちは。」
わぁ…、笑うともっとカッコいいなぁ…。
「あっ、こ、こんにちは!穂積です。」
いけないいけない。
見惚れてる場合じゃなかった。
僕は雅臣様が好きなんだから。
「俺は久遠っていうんだ、穂積ちゃん。へー、君がねぇ…。確かに可愛い顔してるけど。」
なんのこと?
僕なんか、凄い見られてる??
久遠様は食い入るようにじーっと僕を見つめている。
「ちょっと試してみていいか?」
「あまり無茶はしないでくれよ。」
「うわぁ…っ。」
試す?
なんのことだろう??
僕の軽い身体は一瞬にして久遠様に抱き上げられた。
そしてそのままベッドの上に下ろされた。
「あの…あの…。」
「いつもベッドで雅臣にしてること、俺にもしてよ。」
「え…っ。」
「ね、してよ。」
おろおろする僕の服を素早く久遠様は脱がせていく。
それは…、エッチなこと…かな?
ベッドでいつもしてることって言ったらそれしか思い当たらない。
「わかりました。」
「さっすが!雅臣仕込みのお人形さんだな。」
久遠様は裸になった僕を抱き寄せた。
頬を撫でて、唇が近付いて…。
「あ…っ、ダ、ダメです…っ。」
「あぁ、キスは嫌?」
キスは、好きな人とだけしたい。
久遠様にはとても悪いけど、僕の好きな人は雅臣様だけなんだ。
頭をぶんぶんと一生懸命縦に振ると、久遠様はにっこり笑って唇を離した。
よかった、わかってくれて…。
さすがは雅臣様のお友達だ…ちゃんとわかってくれる。
「じゃあ、ココにキスは出来るよね?」
「は、はい…。」
久遠様は穿いていたズボンを下げて、大きなものを取り出した。
雅臣様とは形も大きさも別のものだ。
僕はそれを手で持って、口を近付けた。
ちょっと恐いけど…、雅臣様のお友達だから、大丈夫だよね…。
「穂積。ちゃんと穂積が勃たせてあげるんだよ。」
雅臣様に言われて、頷いた僕は久遠様のまだ勃っていないそれを口に含んだ。
ぴちゃぴちゃと音を鳴らして舌で舐め回すと、それは段々形を変えて行く。
「さすが…、凄い巧いな。」
「あ…ありがとうございま…んんっ。」
僕はその大きなものを丁寧に舐め続けた。
だんだん大きくなっていく途中はちょっと苦しかったけれど。
その先端からは透明な液が少しずつ出ていた。
「あれ?穂積ちゃん、フェラしてるうちに興奮しちゃった?」
「あ…‥っ!」
久遠様の手が伸びて、僕の下半身に触れた。
久遠様のものを舐めているうちに、僕のエッチなそれは勃起してしまっていた。
僕…、なんてエッチな子なんだろう…。
「エッチな子だなぁ。」
その通りだ。
僕はエッチな子だ。
これじゃあ僕、雅臣様に嫌われちゃうよ…。
「どうする?入れてあげよっか?」
まだ舐め続ける僕の髪を撫でながら久遠様は言う。
優しい笑顔は雅臣様と一緒だ。
「ダメだよ。」
ずっと見ていた雅臣様が突然口を開いてこちらに歩いて来た。
ダメって、どういうことなんだろう…?
雅臣様、どういうことですか…?
「穂積のこっちのおクチは、まだ誰にもやれない。」
いつも中を掻き回す指が、お尻の孔の付近に触れた。
突然のことに、僕の身体はびっくりして跳ね上がる。
でも、誰にもやれないって言ってくれた…。
雅臣様が、僕の後ろは誰にもやれないって…なんて嬉しいことだろう。
「ね、穂積。」
「はい、はい…。」
早くその指を挿れて欲しい。
その後は、雅臣様のもので…。
「久遠をイかせたらご褒美はあげるよ。」
僕はそれが欲しくて欲しくて、久遠様のものを一生懸命舐めた。
触れたままの雅臣様の指が早く欲しくて。
「ん…っ、雅臣様ぁ、指…っ!指だけでも…っお願いしま…っ!」
舐めているうちに僕は我慢が出来なくなってしまった。
雅臣様の指だけでもいい、欲しい、そう思ってしまった。
「しょうがないコだね。こんなに、ヒクヒクしちゃって。」
「ひ…‥あ…‥んっ!」
後ろのおクチに大好きな雅臣様の指が数本挿れられて、そこは嬉しそうに咥え込んでいる。
本当にひくひくしているのが自分でもわかって、少しだけ恥ずかしくなった。
「あぁんっ、あぁっ。」
指を挿入されて、腰が淫らに動いてしまう。
ぐちゅぐちゅといやらしい音が、一層僕を興奮させる。
「穂積ちゃん、こっち止まっちゃダメだなぁ。」
「ん──…っ、ん──…っ。」
久遠様に頭を掴まれて、口いっぱいにそれを頬張った。
いよいよ本当に苦しくて、涙が出てくる。
それでも僕は、雅臣様のものが欲しくて、舐め続ける。
でも、もう限界…‥。
「雅臣様ぁ、我慢出来ません…っ。」
僕の孔の中はドロドロだ。
指で拡げられて、雅臣様を待っている。
ただ雅臣様だけを待っているんだ。
「お願いします…っ、ご主人様ぁっ、穂積のエッチなおクチに、雅臣様の立派なおちんちん…っ、入れて下さいぃ…っ!」
「ふふ…、穂積は本当にエッチだね。」
涎と久遠様の先走り液でグチャグチャになりながら、懇願する。
雅臣様は僕を撫でて、後ろから一気に突いた。
「穂積ちゃん、また止まってる、ちゃんとして。」
「あ───っ!!あ、あぁーん、ん…はぁっ。」
雅臣様にお尻をいじめられながら、僕は久遠様にフェラチオを施す。
身体中が快感でいっぱいになってどこかへ行ってしまいそうだ。
唾液と舌を絡ませて舐めていると、久遠様は僕の口の中に射精した。
「あ、ああぁんっ、雅臣様ぁー、僕もう…っ。」
雅臣様に激しく中をいじめられて、僕も射精したくなる。
口内から溢れ出した久遠様の精液は首元まで垂れて来てしまった。
「あっ、やぁ…っ、出ちゃう…んっ、出ます───っ!!」
とうとう僕はびくびくと身体を跳ねて、白い飛沫をあげた。
でも射精したのは、僕と久遠様だけだ。
雅臣様はまだ、僕の中に収まって動いているだけ。
「雅臣様は…、出してくれないんですか?」
涙を流しながら、背後の雅臣様を見つめた。
まだ挿入されたままのそこは、雅臣様の精液がかけられるのを待っているんだ。
「穂積がイかせなきゃダメじゃないか。」
「あ…!」
そうだった。
僕だけ先にイっちゃって、ダメじゃないか。
ご主人様を気持ちよくさせるのが今の僕のやるべきことなのに…。
「ごめんなさい…穂積はバカです、雅臣様、ごめんなさい…。」
「じゃあ、漏らさないようにしないとね。」
「穂積ちゃん、こっちも止めるなよ?」
雅臣様はお仕置きとして僕の茎の部分を紐で縛って、先端の孔を指で塞いだ。
先程射精したというのに久遠様のそこは勃ちっ放しで、僕はまた舐め始めて後ろからは雅臣様がグリグリ
と捻じ込んで来る。
こんなのは、初めてで、初めてなのに僕は物凄く乱れてしまう。
「あぁんっ、やぁんっ。」
舌を這わせて大きな久遠様のものを舐める。
なのにやっぱり僕は雅臣様が好きだから、後ろに気がいってしまう。
「はぁ…っ、んっ、あ。」
早く、どっちにも出して欲しい。
顔を動かして、腰も動かして、僕は二人をイかせるためにご奉仕を頑張る。
僕がしなきゃいけないこと…、僕のお仕事を頑張るんだ。
「穂積…っ。」
「俺もまた出る…っ。」
「──あ、あぁあ…っ!」
前と後ろで、同時に射精された。
僕のエッチなそこはそれでまた興奮してしまって、指と紐をとかれた途端に射精してしまった。
「ご、ごめんなさい、僕…。」
「どうして謝るの?」
「エッチで、ごめんなさい!」
三人の精液にまみれて身体はグチャグチャに濡れている。
優しい雅臣様は穏やかに笑ってキスをしてくれた。
「どうして?エッチな方が俺は好きだよ。」
「雅臣様…‥!」
嬉しい。
僕はお役に立っている。
あんまり嬉しくて、雅臣様の優しいキスに応えた。
「いいなぁー、俺も欲しいな…、穂積ちゃんみたいな便利な人形。今度貸してよ雅臣。」
久遠様は雅臣様に向かってぶつくさ文句を言っている。
キスを繰り返す僕と雅臣様に、割り込むようにしながら。
「考えとく…。」
雅臣様。
それは僕が久遠様に入れられてもよいということですか…?
僕の後ろのおクチは雅臣様だけのものだったんじゃないのですか…?
僕は不安で堪らなくなる。
「ただし今のままじゃダメだ。もっとちゃんと調教したらね。」
あぁ、よかった…。
まだ雅臣様にしてもらえる。
僕は、雅臣様が喜ぶことならなんでもします。
たとえ雅臣様の目の前で他の方にご奉仕することになっても。
だから、もう少しだけ。
僕に調教して下さい。
いっぱいして下さい。
back/next