教え子の孝太郎くんと両思いになってから、初エッチを成し遂げてから約二週間。
私、日暮と孝太郎くんは幸せ真っ只中、ラブラブ全開な日々を送っていた。
しかし気になるのは、孝太郎くんの淫らさだ。
あれ以来すっかりエッチにハマってしまったのはいい。
元々孝太郎くんはそんな子だったのだろうか…と考えてしまう時があるのだ。
いや、あんな澄んだ瞳の孝太郎くんに限ってそんなはずはない、そうやって自問自答する毎日だった。
「アッ、アッ!センセ…、センセ!イっちゃう…っ!!」
「孝太郎くん…っ、先生もイくぞ…ぉ!」
今日も、誰もいなくなった放課後の教室でエッチ、それだけでは足りなくて私の自宅へ連れ込んで再度エッチだ。
私としては出来るものなら何度でもしたいところだが、孝太郎くんは大丈夫なのだろうか。
この状態で、幼くて繊細な身体が傷付いてはいないだろうか。
とても心配になった私は、さり気ない話題からエッチを少し減らす提案をしようとした。
(非常に勿体ない話だが)
「孝太郎くんは、精通は何歳の時かなぁ?先生知りたいなぁー…。」
「やん、センセ、ボク恥ずかしいよぉー。」
こうして男同士の話題から入れば、話やすいかもしれない。
孝太郎くんの身体のことを聞いて、身体を心配して、減らすことを言えば…。
「ね、孝太郎くん、先生だけに教えてくれないかなぁー?」
「うーん…、じゃあ秘密にしてね、セ・ン・セVv」
うおおおおおお───!!
孝太郎くん、ま、眩しい…っ、眩しすぎるよその笑顔…!!
背中に羽が見えるよ、ハートが飛んでるよ!
わ、私はこんなに眩しい純粋な子を汚していたのか…!
日暮、ちょっぴり反省…☆
「こ、孝太郎くん…っ、はぁはぁ…っ。」
「うんとね、結構ボク早かったの…。」
「うん、うん…、はぁはぁっ。」
「二年前かな…、その時の恋人とエッチなことしてて…触られて…、出ちゃったの!やーんボク恥ずかしい!!」
────ん??
ニネンマエ?
ソノトキノコイビトトエッチナコト…?
恋人??エッチなこと??
な、ななな…なんということだ…!!
「こ、孝太郎くんはその、私の前にもエッチしたことあるんだ…?」(冷や汗ダラダラ)
「うん。」(平然)
「そ、そうだったのか…。」(ガーンガーンガーン…孝太郎くんがエッチ…私以外にもエッチ経験有…ブツブツブツ…)
「うん、でもセンセもそれぐらいあるよね?ボクよりずーっと大人だもんね。」
私は、その孝太郎くんの無垢な笑顔には勝てないのだ。
孝太郎くんがいくら私以外とエッチしたことがあると言っても、今孝太郎くんが私とエッチをしてくれるのなら…。
そう、過去は過去、今は今でいいのサ!
「う、うん…、孝太郎くんには悪いけど…ね。フフフ…。」
「そうだよねー、やっぱりセンセは大人だね、フフッ。」
「あはは…☆」
「ウフフ…♪」
(延々続く勢い)
日暮作蔵・26歳、実は孝太郎くんとするまで童貞。
END.