それは、いつものように仕事を終えて自宅に帰った時だった。
「ただいまー銀華ー。」
それは、本当にいつものことだった。
銀華が家で待っていて、俺は挨拶をして入る。
台所からいい匂いがして、今日の夕飯は何かなー?なんて浮かれ気分でそこへ向かった。
「のわわ銀っ!!な、なんだどうしたっ!!」
「…今日は早いのだな……。」
「あーうん、そんな店忙しくな…じゃなくて!!どうしたんだよその格好…っ!」
「やはり私では似合わぬか。」
似合う似合わないの問題じゃない。
そこには、鍋を見つめながらおたまを持つ銀華の姿があった。
いや、それもいつものことなんだけど、ただ一つ…違うところがあった。
銀華の服が……ない!!
いや、あるにはあるんだけど…。
「お前に何をやれるか考えていたのだが…どうしてもわからなくてな。」
「だからってどうして…。」
「仕方なくお前の兄に聞いてみたのだ。兄は、洋平はこのような格好が好きだと言っていたからな。」
「あ、兄貴の奴…。」
「厭らしい映像物も、お前はこのような系統をよく買うと言っていたが…。」
「なんで俺のエロビの趣味までバレてんだよ…。」
ヒラヒラのレースがついた、薄いピンク色のエプロン。
そう、男の憧れ、裸エプロンだ。
しかも微妙に色が薄いせいで透けてて…。
銀華のあれ…、なんとなく形がわかる…。
銀華が恥ずかしくなって背を向けた瞬間、俺の理性はブチ切れた。
「やはり似合わぬか…、では着替えて……。」
「ままま待ってくれ銀華っ!」
ぎ、ぎ、銀のケツがこんな明るいところで拝めるとは───!!
ありがとう兄貴!!
俺、兄貴の弟で幸せだよ!!
「洋平…?どうしたのだ…?」(上目遣いそして微妙に透けるエプロン)
「銀華っ、銀ーっ!!好きだぁっ、好きだああぁぁ────…っ!」
「洋平…っ、あっ、此処では…っ!」
「よいではないか、よいではないか!」
「あっ、あ…っ、お代官様っ、いけませぬ…っ、あ、あぁ────…‥。」
P.S.
次は透け透けエプロンで頼む!!
<終わり>
銀華「こ…の…、大馬鹿者っ!!」
洋平「ちょっとさすがにこれは…。すげーな…。」
銀華「当たり前だ。私がこのような馬鹿なことをするわけが…。洋平…っ?」
洋平「銀…っ、お願い今度やって…!!」
銀華のビンタが飛ぶ。
<次回、透け透けエプロン編に続く…?>